千葉市長からのメッセージ
「第34回日本エイズ学会学術集会・総会」が開催されますこと、開催都市である千葉市を代表して歓迎申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の拡大が人々の生活に様々な影響を与えるなか、厚生労働省からは新しい生活様式が提案され、多くの方が集まる学会や研究会等がWebを介した開催形式にシフトしてきています。
こうした状況をふまえ、本年11月に幕張メッセで開催を予定していただいておりました本会も、Web開催に変更となりましたこと、誠に残念でありますが、本会が皆さまの意見交換の場となり、さらにHIV/エイズ研究の未来を築く場となりますよう願っています。
貴会におかれましては、日頃からHIV/エイズの学術研究、普及啓発の推進をはじめ、予防・診断から治療の充実にいたるまで多大なるご貢献をいただいておりますこと、深く敬意と感謝の意を表します。
さて、本市におけるエイズ対策につきましては、専門のカウンセラーによる相談事業や保健所での抗体検査事業、12月1日の世界エイズデーに合わせた普及活動をはじめとする啓発事業の三本柱で行っています。また、エイズ予防や相談、感染者支援のボランティア団体であるエイズ・サポート千葉の皆様方との連携も図っております。
このような中、「進化を続ける抗HIV薬 〜Prevention, Treatment, and Beyond〜」と題したテーマで本会が開催され、さらなる研究・交流を深められることは、HIV/エイズ治療等の進展に寄与する誠に意義深いものです。
本市といたしましては、今後とも感染対策はもとより、HIV感染者やエイズ患者への差別・偏見のない地域社会づくりを目指し、正しい知識の普及啓発を推進していきますので、会員の皆様方には、なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、貴会のさらなるご発展、並びにご参加いただく皆様方のご健勝とご活躍を祈念して、ご挨拶とさせていただきます。